サラリーマンの日本200名城登城記録

日本100名城、続100名城に興味をもった普通のサラリーマンが綴る登城日記。200名城の制覇は時間、体力、金銭に非常に厳しい旅行。だが、日本の歴史的遺跡・遺物の素晴らしさを知り、完全に登城した時の充実感を感じ、ついでにやたらと歩く運動不足の解消と仕事のストレス発散など、良いところづくめの面白さ。そのようなところを綴っていきたい。

カテゴリ:続100名城 > 長野県

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続100名城の14城目は高島城。別名は諏訪の浮城、島崎城。9月最後の3連休に有給休暇を2日取得し、長野新潟5日間11城制覇の旅。5日目は1城のみ、オーラスは高島城だ。アクセスは電車なら、JR上諏訪駅から徒歩10分、車なら無料駐車場が近くにあるので、容易だ。
登城日は2018年9月26日。前日宿泊した松本市からは、車で40分程度。いきなり、茶色が映える天守が見えてくる。非常に珍しいのが、天守の石垣のすぐ脇が道路となっているところ。こんな感じで。
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高島城は1590年、豊臣秀吉の家臣であった日根野高吉により設計され、1598年までに築城を完成させた。日根野高吉は安土城、大坂城の築城にも携わった名手であったとのこと。
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当時は諏訪湖の水が近くまで迫っており、湖上に浮いていたように見えたことで、別名、「諏訪の浮城」と呼ばれたらしい。関ヶ原で徳川方に付いた諏訪氏がその後、10代にまで270年もの間、居城としていた。しかし、明治に入った1875年に天守の撤去が終了、その約100年後の1970年に復興天守として蘇った。
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天守内部は有料で、入城して1階の奥にスタンプ台がある。豊富な資料が揃っており、展示内容は充実している。最上階は展望台となっており、決して高くは無いが、それなりの眺望が楽しめる。諏訪湖が一望とまでは言えないが、眺められる。
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本丸は現在、高島城公園となっている。どちらかと言えば、庭園に近い感じがするくらい大きくはないが。城主の御殿跡などがかつてはあった。
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他に復興、移設されたものとしては、まずは、角櫓。
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次に、冠木橋と冠木門。
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立派な石垣は野面積みで、稜線のみが加工された石垣であるとのこと。堀と共に見ると、結構、格好良い。
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高島城は本丸が公園となっているが、さほど大きくはなく、天守に入り他の見所を散策しても40分程度。天守の色彩が個性的ではある。だが、これだけの為に、遠地から諏訪を訪問するわけには行かないであろう。当然、近くにかの有名な「諏訪大社」があるし、諏訪湖もある。今回は、高島城の跡に諏訪大社の四社巡りをしたので、少しだけ、紹介。諏訪大社は全国津々浦々にあるいわゆる諏訪神社の総本社であり、日本最古の神社の一つと言われている。四社とは、「上社本宮」、「上社前宮」、「下社秋宮」、「下社春宮」のことである。その中で、上社本宮の幣拝殿が下の写真。他の宮と違い、目の前には行けなかったのが、残念。ただ、本宮には国宝がたくさんあるので、是非、訪れるのが良いと思う。また、下社秋宮には、地味に「霞ヶ城跡(手塚城)」があったので、別途に更新する予定だ。
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これにて、長野新潟5日間11城制覇の旅は予定通りに終了した。途中、雨模様だったが、車での移動時にしか降られず、ラッキーであった。少々、駆け足であったことも事実だが、全て目標地点まで登城出来たので、とても満足した城巡りであった。
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続100名城の10城目は龍岡城。別名は龍岡五稜郭、桔梗城。9月最後の3連休に有給休暇を2日取得し、長野新潟5日間11城制覇の旅。初日は3城の予定。前日に名古屋から伊那まで車で移動し、翌朝、長野県佐久市にある龍岡城へ向かった。アクセスは車が良いであろう。スタンプのある五稜郭であい館に無料駐車場がある。
登城日は2018年9月22日。小雨だったが、であい館でスタンプと少々の展示物等に目を通し、時間をつぶしていると、止んでくれた。
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かの有名な函館の五稜郭の4年後に完成したと言う。規模は約半分とのことだが、珍しいと言えばその通り。展望台には上がらなかったので、模型を撮った。
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築城したのは松平乗謨(のりかた)、後に、大給恒(おぎゅうゆずる)と改名するが、読みが難しすぎ。日本赤十字社の前身である「博愛社」を設立した偉いお方とのこと。ちょっと、微妙な像が建っていた。
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残念ながら、明治以降、取り壊し等で遺物はほとんど残っておらず、現在は、小学校になっている。建物としては、御台所。結構、大きくてビックリしたが。
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気に入ったのは、濠。五角形の形自体はしっかりと残っている。蓮に覆われていっぱい。
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西洋式城郭として日本で2つしかないものの一つなので、それなりに価値があるとは思うが、もう少し、何かが残っていればと思う。見廻って、であい館で全部見ても長くて、30分もあれば十分。早々に引き上げて、次の目的地である小諸城へ向かった。
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