続100名城の25城目は富山城。秋晴れの週末を利用した福井石川富山の続100名城2日間5城の旅、2日目は富山城から。富山城へのアクセスは、電車なら、富山駅より徒歩約10分。車であれば、城址すぐそばに有料だが、市営駐車場が多くあるので、それを利用するのが良いであろう。
登城日は2018年10月21日。市営駐車場からすぐに、千歳御門から登城。千歳御門は1849年、富山城の東に建立された。富山藩10代藩主であった前田利保が建造した大名屋敷である千歳御殿の正門であり、富山城唯一の現存建築遺構である。
館内では富山城に関する各種の展示物や情報が紹介されているので、勉強になる。最上階の天守からの眺望は、広い堀が見える。
富山城は1543年頃、神保長職が、築城したとされる。だが、近年の発掘調査により室町時代前期の遺構が発見され、創建時期はさらに遡るものと考えられている。戦国時代には、上杉謙信による攻撃や一向一揆での争奪戦などを経て、織田信長臣下の佐々正成が入り、大規模な改修を行っている。
富山城の石垣の多くは野面積みであるが、布積み(加工した石を水平に設置)も見られる。また、巨大な鏡石もあり、その権力を誇示するための象徴となっていたのかもしれない。鉄門に複数個、確認できる。
富山城は富山城址公園となっており、日本庭園や美術館などもあるので、時間あれば立ち寄ると良いであろう。
富山城は博物館や石垣類等の見所を廻って、30分程度といったところか。石垣に関する解説が多くあるので、石垣が好きなら、結構、楽しめると思う。この後は名古屋への帰路に着く。途中で寄るのは、玄蕃尾城だ。
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