サラリーマンの日本200名城登城記録

日本100名城、続100名城に興味をもった普通のサラリーマンが綴る登城日記。200名城の制覇は時間、体力、金銭に非常に厳しい旅行。だが、日本の歴史的遺跡・遺物の素晴らしさを知り、完全に登城した時の充実感を感じ、ついでにやたらと歩く運動不足の解消と仕事のストレス発散など、良いところづくめの面白さ。そのようなところを綴っていきたい。

カテゴリ:100名城 > 山口県

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100名城の43城目は山口県の岩国城。別名は横山城。11月上旬の3日で鳥取島根山口の未踏の城を廻る。最終日の2城目、大内氏館・高嶺城の後の岩国城。電車でのアクセスは、JR岩国駅、または山陽新幹線のJR新岩国駅からバスで約20分、「錦帯橋バスセンター」下車。そこから錦帯橋を渡って、徒歩10分でロープウェイ駅に着く。数分乗れば山上駅、徒歩5分で到着する。車なら、錦帯橋の駐車場に止めるなりし、いずれもロープウェイ駅へ。
登城日は2018年11月4日。大内氏館・高嶺城から20分ほどで新山口駅へ。レンタカーを乗り捨て、新幹線こだまで新岩国駅へ。「いわくにバス」に上手く乗り継げ(新岩国駅からは本数が少ない。)、錦帯橋バスセンターに到着。バスセンターには、ロッカーや手荷物預け所などがあるので、大きめの荷物を持っていても心配は要らない。バスセンター内に、料金所があるので、そこで割引券を購入する。錦帯橋往復、ロープウェイ往復、岩国城の3つで940円。「100名城って、細かいのも入れると、本当にお金が掛かるなあー。」と思いながら錦帯橋へ。山頂に岩国城が可愛く見える。
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日本三名橋の一つ、錦帯橋は1673年に岩国藩3代目藩主の吉川広嘉が創建した5連の反り橋が特徴の木造橋である。だが、1950年9月、キジア台風による錦川の大増水により流失、その後、市民の熱意で1953年に再建される。そして、2001年の秋から架け替え始まり、2004年に今の姿に生まれ変わった。ちなみに、三名橋の残り二つは、東京の「日本橋」と長崎市の「眼鏡橋」と改めて復習。
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錦帯橋を抜け、吉香公園(きっこうこうえん)を歩いて行く。この公園は、旧岩国藩主・吉川氏の居館跡である。あ心地良い秋風を受けながら歩けば、すぐにロープウェイ乗り場に着く。数分で頂上に。そこから天守までは2つのルートがあるが、わずか数分なので、どちらでも良かろう。
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岩国城は1608年に初代岩国藩主の吉川広家が、錦川に囲まれた天然の要害の地である横山の山頂に築城した。その後、一国一城令により、7年で取り壊しとなる。現天守は1962年に外観復元されたもので、四重六階。

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復元の際、錦帯橋からよく見えるよう、旧本丸の約50m南側に位置している。だから、天守からも錦帯橋が良く見える。なお、スタンプは有料の天守閣内のみなので、ここに来るしかない。だが、その眺望は有料でも致し方ないと納得できる素晴らしさだった。
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また、天守閣近くに発掘復元された天守台跡の石垣があるので、是非、見ておきたい。
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バスセンターから錦帯橋、ロープウェイ、岩国城の往復で混んでいなければ、1時間単位か。なお、ご参考までに、ロープウェイは通常、15分毎だが、混雑している時は時短運転している。この後、バスセンターから、再び、新岩国駅に向かい、いよいよ、最後の広島城へ向かった。
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100名城の42城目は山口県の萩城。別名は指月城。11月上旬の3日で鳥取島根山口の未踏の城を廻る。2日日は3城、浜田城津和野城、最後の萩城だ。電車でアクセスの場合は、JR東萩駅から徒歩で20分、または、萩循環まぁーるバス(西回りコース)で「萩城跡・指月公園入口」バス停より徒歩3分。車なら、城址目の前に無料の駐車場がある。
登城日は2018年11月3日。津和野城から向かうこと約1時間で到着。指月第一駐車場が無料なので、そこに駐車し登城。すぐに、萩城を築城した毛利輝元公の像がある。
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毛利輝元は、1604年に日本海に面した標高143mの指月山を詰め城とし、1608年に完成させた。登城口からは今なお残る石垣と広大な水濠が見えるが、ついでに、否が応でもスタンプのある料金所も目に入ってくる。現在は、萩城跡指月公園となっており、萩城自体、ご存知の通り、世界遺産である「明治日本の産業革命遺産」の一つだ。
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萩城は山麓の平城と山頂の山城とを合わせた平山城で、本丸には高さ14.5mの五層の天守閣があったとされる。せめてもの写真に思いをはせる。
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しかし、1874年に天守は解体され今となっては寂しい限りである。そう思いながら、天守台跡に上る。
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天守台から四方を眺めると、城内の様子がよくわかる。

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現在は石垣と堀の一部が昔の姿を残している。天守台を外から見ると、壮大の一言だった。
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山城として詰丸跡が指月山に残る。約20分程度で到着するとのことなので、時間があれば、登城するのも良いと思う。
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その他の見所としては、梨羽家茶室、旧福原家書院、万歳橋、東園などがあるが、二の丸の土塀跡(銃眼土塀)も見ておきたい。一部は昭和期に復元されたものであるが。また、潮入門跡からは海岸に出れる。夕方はかなりロマンチックなムードになりそうな景観だった。ぜひ、実際に行ってご確認を。

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萩城は全体を見て回って30分程度と思う。指月山に登れば、1時間30分くらいになると思うが。綺麗に整備された公園は桜の時期は相当美しいようで、ライトアップもされているとのことなので、混むとは思うが、その時期に訪問するのも良いかもしれない。唯一の後悔は、久々の失敗スタンプ。城番号と城名が見えない。やけになって、右側に完璧っぽいスタンプを押した。気を取り直して、萩市内に宿泊、翌日は最終日、難攻っぽい大内氏館・高嶺城、岩国城、予定外だったが、時間的に回れることになった広島城の3城を巡る。
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