続100名城の56城目は香川県の引田城(ひけたじょう。)2019年1月の3連休を利用して、四国(愛媛、香川県)の100名城・続100名城の10城を巡る旅で、大ラスの10城目。電車でのアクセスは、JR高徳線の引田駅から徒歩約20分。車なら、城址入口に駐車場とは思えないが、3台くらいが駐車出来るスペースがある。また、近くにキャンプ場があり、その駐車場も利用出来る。
登城日は2019年1月14日。丸亀城高松城と廻り、スタンプのある讃州(さんしゅう)井筒屋敷に到着したのは14時過ぎ。車で行く方は、井筒屋敷前の第一駐車場は10数台しか止めれないので、休日なら、最初からすぐ近くの第2駐車場を目指すと良いと思う。100台以上止めれそうな砂利だが、広大な駐車場だ。井筒屋さんで非常に丁寧に屋敷内の説明と、城址までの道程を教えてもらった。5分ほども掛からなかったと思うが、城址入口の駐車スペースに止め、登城開始。如何にも、続100名城の山城という雰囲気を醸し出している。
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引田城は文献史上、「南海通記」なるものに、1467年から1469年に寒川氏が領したとの記述があるのが初見である。その後、四宮氏、矢野氏が居城とするが、1582年に土佐の長曾我部元親の侵攻を受けることになる。登城していくと、意外と開けており、数分でこのような海を見渡せる場所に辿り着く。
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長曾我部氏の侵攻の翌年、羽柴秀吉は仙石秀久を派遣するも、撤退。だが、1587年に生駒親正が秀吉から讃岐国を与えられ城主となる。発掘調査により、生駒氏の代に、土作りの本城を石垣などで改築したと言う。10分もすれば、その本丸の石垣が見えて来る。これは古式の算木積みだ。
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本丸跡は非常にこじんまりとしている。生駒氏はその後、高松城に移るが、引田城は重要な支城としていた。
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本丸からの眺望。三方を海で囲まれているので、美しい海が見れる。
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ここから数分で天守台跡に到着する。説明版が確認できなかったが、多分、ここで間違いないはず。
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天守台跡から5分ほど行くと、引田鼻灯台がある。そこからの眺めも素晴らしかった。
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1615年の一国一城で廃城になるまでは使用されていたとのことだ。この後、見逃せない2箇所に向かう。東の丸と北二の丸の石垣だ。まずは、東の丸の石垣。残念にも木々が元気過ぎて、写真ではイマイチ。
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北二の丸の石垣の一部と思うが、崩落か何かでシートで覆われていた。
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一瞬、残念と思ったが、ちゃんとあった。綺麗に残っている石垣。ここまで来た甲斐があったと思わせる高石垣に感動。
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引田城は山城なので、夏場などは特に水分の準備をして登城すべきと思うが、他のシーズンであれば、厳しさは無いと思う。山麓から見所を全て廻って、往復で1時間弱だった。本丸などにしっかりと残っている石垣と絶景の眺望などとても楽しめる城であることは間違いないと思う。
これで、2019年1月の3連休での四国(愛媛、香川県)の100名城・続100名城の10城を巡る旅は終了。少々、疲れながら出発地点の松山空港に向かい、空路にて名古屋へ戻った。
この後は、少し、休みを入れ、2月初旬に九州の100名城・続100名城(大分、宮崎、鹿児島)の10城の旅だ。
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