続100名城の99城目となった五島市の福江城を登城後、たまたま見つけたので、行ってみることにしたのは勘次ヶ城。別名は、勘次が城、勘次ケ城、山崎石塁、山崎の石塁、倭寇城。城址の真横あたりに無料の駐車場があったと記憶しているので、アクセスは是非車で。
登城日は2019年10月5日。福江城から車で1時間は掛からなかったと思う。到着目前に、海に向かって指をさしている実物大の奇妙な人形で出会うことになる。どちらかがこの城の築城主である勘次、手前の方と思う。
この城は今から150年程前、大工の勘次が河童と築いた石の城という説や、大きな施設でのぞき穴などがある事から倭寇のアジトとして築城されたという説がある。城址入口にある石塁のミニチュア版。なかなか良く出来ている。
この城を築いた石は日本古来の築城に用いられた大石ではなく、一人で出来る石が用いてあるとのこと。
石塁はほぼ長方形の構造をしており、入口は一箇所で約27m×約40m、壁の高さは約3.6mにおよぶと言う。
迷路のような石積みが巡らされ、その延長は180メートルとのことだ。その一番高い所に登ってみた。
勘次ヶ城は勘次が一人で作ったとのことで、当然ながら広くはなく、滞在時間は10分程度であろう。謎めいた石塁であり、諸説はあれど、150年以上に渡りしっかりと残っていることには驚く。福江城訪問の際には是非、お立ち寄り頂きたい。
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